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2010年 11月 23日 ( 2 )

習い事の極意

 職場の同僚(大学の同窓生でもある)のY田さんは、
旧ソ連の某国から帰ってきてから、すっかりバレエ三昧な日々を送っている。
バレエ鑑賞はもちろんのこと、趣味が高じて自分で踊るまでに!

 30歳を過ぎてバレエを習い始めるなんて、素敵!
うちの息子がバレエをやってると言ったら、あれこれDVDを貸してくれたり、
観に行ったバレエの感想を話したり、バレエ・ネタで盛り上がってしまう。

 勤労感謝の日の今日は、彼女の初めての「バレエの発表会」。
夏前ごろから週に2回、最近はもっと頻繁にレッスンにレッスンを重ねていた。
「習い始めたばかりで、技術がまったくないのに、
先生の要求が高くて、大変。」と言っていた。

 最初は「恥ずかしいから、観に来ないで。」と言っていた彼女だが、
息子と一緒に是非観に行きたいと何度も言っていたら、
先週、写真入りのプログラムを持って来た。
「午後4時開演で、7時終了の予定なんですけど。遠いから無理しないで。」と
遠慮がち。

***********************
 息子に話すと、もちろん「行く!」との返事。
息子の学校は、日本が祝日でも通常どおりなので、今日は朝から通学。
3時過ぎに、迎えに行く。
そこから大急ぎで地下鉄を乗り継いで、都営新宿線の「船堀」へ。
初めてきたけど、駅前に大きなホールがある。
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エレベーターで5階の大ホールへ。

 ギリギリセーフで会場へ滑り込み。
第1部は幼稚園生や小学生が中心だった。

 息子は小学生と思われる男の子(一人だけいた)の踊りにくぎ付け。
「上手だねえ。」を連発。
やっぱり子どもは子どもが気になるらしい。

 Y田さんは、第2部の最後の方に登場!
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プログラムには「ブーニより」と書かれていた。
多分、趣味で習っている大人のクラスの人たちのグループ。
とっても上手だった。
みんなすごく練習したんだろうなあ…。

 第3部は、コッぺリアの第1幕と第3幕から。
Y田さんたちは、「マズルカ」。
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赤いブーツとしましまのスカートがとてもかわいらしかったなあ!

 発表会が終わってから、しばらく会場の外で待ってみたけれど、
多分メイクを落としたり、着替えたり時間がかかるだろうし、
打ち上げとかも予定されている感じだったので、
プレゼントは受付にことづけて、会わないで帰ってきた。
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 明日職場で彼女と発表会の話をするのが楽しみだ。
<今日のプライベート充実度90%>

by makikoai2005 | 2010-11-23 23:01 | 家族

identity?

 最近うちに帰ると、夫が、PCに向かってヘッドセットをつけ、何やらぶつぶついっている光景をよく目にするようになった。
「何やってるの?」
「いいじゃん、別に。」
 しかも、何かプリントアウトしていたり。
怪しい…。

 どうやら、アブハジア語の教材をダウンロードしていたらしい。
こんな本までいつのまにか…。
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教材の音について復唱しているらしい…。
最近は、インターネット上に、少数言語の学習教材でも結構出回っていたりするらいし。

 そうはいっても、そう簡単に習得できるものじゃない。
コーカサスの言語はどれも文法が複雑で、発音が難しいことで有名。
言語学の研究対象になることも…。

 先日突然、「知ってる?日本に一人だけアブハジア語が分かる人がいるらしい!」
と夫が嬉しそうに言う。
ネットで検索していたら、某国立大学のN大学の先生でアブハジア語の文法について
論文を書いている人がヒットしたらしい。

***********************
 夫の両親は、いずれもアブハジア系なので、
お互いにアブハジア語で会話している。
親戚も親の代までは結構そんな感じらしい。
 残念ながら、夫の代の子どもたちは、大人が示し合わせてアブハジア語を
教えなかったそうで、全くできない人が多い。
夫も、「ときどき両親が何の話しているかが、なんとなくわかるぐらいで、
全然話したりできない。」と言う。

 「どうして、アブハジア語を教えてくれなかったんだろう。」
と夫はいつも両親を恨んでいる。
 両親には両親の事情や考えがあったんだろうし、
学校で勉強が遅れたらどうしようとか…。

 ただ、言葉ってやっぱり自分のidentityを構成する重要な要素なんだろうなあ。
夫は、大学時代には夏休みにクラスメイトとアブハジアに行ったことがあるらしい。
貧乏旅行で、行った先ではホームステイ。
 大学生ぐらいの年って、自分の「ルーツ」とか、
そこまで行かなくても、「自分探し」とかしてしまう年頃だよねえ…。

 当時は、グルジアとの紛争が、収まっていたときだったとか。
黒海の沿岸で、ヤシの木が生えていて、かんきつ類がたくさんなっていて、
明るくのんびりしたところだった、とのこと。
 ちょっとネットで検索したらこんな写真が↓↓↓
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©wikipedia
ん~。確かに緑がいっぱいで、ヤシの木も生えているみたい…。

**********************
 最近、急に、なんでアブハジア語なんて…。
「K(息子)にちょっとだけでも教えたいなと思って。」
とのこと。
「ええ~!今から覚えるなんて無理なんじゃない?」
そう。発音とかとても難しくて、とても大人になってから覚えられるものじゃない…。
「Kにインターネットでとか先生を見つけてやりたいけど、
それには、まず自分がちょっと勉強して、見てやれるようにしないと…。」
やれやれ…。まだ習得できていない「幻の母語」への愛は、限りなく深い…。

 「Kはバレエを習ってるから、もうちょっと大きくなったら
アブハジアの民族舞踊とかも習えるようになるかも。」
どこで~???
夢は果てしなく広がっている…。
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©Circassian World News Blog

 「M(私)みたいに、日本人がたくさん住んでいる国にいる日本人には
分からないよ。」だそうだ。
ん~。
<今日のプライベート充実度50%>
 
by makikoai2005 | 2010-11-23 02:21 | 家族