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母の日

 うちに滞在し始めて数日の舅姑だが、
はっぱりどこかに連れ出さなければならない。

 休日には、それなりにイベントが必要。
幸い、今週末は色々催し物があってよかった。

 昨日は、息子の学校のSpring Fair。
PTAの企画するバザー(模擬店)や、子どもたちのクラブ活動の発表会。

 息子は、朝一番のコーラスと、すぐその後のIrish Danceに出ることになっていた。
舅姑と一緒に学校へ。
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 コーラスでは3曲歌っていたが、残念なことに、周りがざわざわしていて
良く聞こえなかった。
今までコーラスのコンサートは、いつも、みんなが静かに聞いているホールとかで
行われていたから、気づかなかったけれど、やっぱり直ぐ近くでバザーをやっている
ところでの合唱はなかなか厳しいなあ。
それでも舅姑の目じりは下がりっぱなし。

 コーラスの直ぐ後は、Irish Danceの出番。
クラブ活動なので、週一回30分の練習だけど、2年目だけあって、
まずまずそれなりにやっていた。
ダンスってやっぱりいいなあ。踊りが踊れるって、素敵なことだなと思った。
特に高学年の女の子たちは結構上手。
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 模擬店も色々出ていて楽しい。
すべて、保護者が運営。
クラスのママたちが交代で模擬店を手伝っていて、
うちのクラスは焼きそばとお握り、かっぱ巻きを販売。
私も、1時から2時の一時間、焼きそばのスタンドの前で、売り子さん。
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というか、他のママたちは、恐ろしく手際がよく、
まるでこれを毎日仕事でやってるんじゃないかと思うほど、
焼きそば作りが板についている!
その横で、なんとなく、気が利かなく「役立たず」っぽい私。
ん~、駄目だなあ。
早起きして、お握り100個ずつ、かっぱ巻き20パケットずつとか
作ったママたちもいたわけだから、本当に感動。
とりあえず私は買いに来た人に、プラスチックのトレーに入った焼きそばと
割り箸、ペーパーナプキンを渡す係。
 去年のカキ氷作りも大変だったけど、今年は焼きそばの前で
全身焼きそばの匂いになりながら、1時間過ごした。

 会場ではお金ではなくて、1枚100円のチケットを買って
それでものを売り買いする。
息子も、オレンジ色のチケットを握り締めて、あちこち楽しそうに走り回っていた。
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 それから、息子と私はバレエのレッスンへ。
夫とその両親は、青山にある夫のトルコ人の友人のAさんのオフィスへ。
Aさんは、最近皮のバッグを輸入する仕事もしているらしい。
夫は、母の日のプレゼントに、Aさんが仕入れてきたバッグの中から姑さん用に
とりおいてもらったらしい。

 バレエの帰りに、息子と「母の日」のプレゼントを買いに行った。
姑さんと母に、それぞれちょっとしたアクセサリー。
家の近所のデパートの宝飾品売り場で、手ごろなものを探していると、
息子が「ママこれがいいよ!」
「ん~、でもね、おばあちゃんは、もう年だから、こういうのはしないと思うよ。」
「そうなの?」
「そう。」

 「じゃあ、これは?これすごくいいなあ、ぼくこれ気に入った。これがいいと思う。」
と息子が指差した指輪は、え?35万円?
確かに素敵だけど…。お値段が・・・。
お店の人も苦笑している。
「でも、おばあちゃまにもっと毎日使ってもらえるようなものがいいでしょ。」
と年配のお店の人が助け舟を出してくれる。
「そうだよ!もっと毎日使えるようなのがいいよ。」

「母の日のプレゼントですか?」
「そうなんです。」
「お母様はおいくつぐらいですか?」
「60代なんですけど。」
「ああ、じゃあ、ちょうど私ぐらいの年ですね。これぐらいの年齢になると、
首の周りのシワとか結構気になるんですよ。だからこういう感じのネックレスだと、
そこが目立たなくていいですよ。」
そっかあ。この人も、60代なんだあ。休日でも、こうして働いてるんだなあ・・・。

 と、あれこれ悩んで、2つゲット。
ところが、その年配の売り子さんは、ものすごく丁寧なのだけど、
きれいな箱に入れて、包装紙で包んで、リボンをかけて。
とてつもなく時間がかかる。
まあ、母の日のプレゼントだから、綺麗に包んでもらえるのは、いいことではある。

 うちに戻ると、姑がご飯を作って待っていてくれた。
我々の帰りを夫もその両親も待ちくたびれていたらしい。
それでも、早速息子が買ってきたプレゼントを渡すと、
それはそれは大喜びしていた。
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 もっと時間があったら、息子にプレゼントとしてカードでもかかせたんだけど。
まあ、仕方がない。

*********************
 今日は、私の両親が、舅姑を実家に招きたいと言ってくれて、
夕方みんなで出かける。
折りしも、母の日だし、ちょうど良かったかも。
父も母も、ご馳走を用意して、歓待してくれた。

 まずは実家に着くなり、父がソファーセットの前に三脚を立てていて、
「記念撮影」するという。
突然、家族で集合写真。
やれやれ。
父は昔からこうだったなあ。
妹や私の誕生日でも、まずは家族で集合写真だったっけ。
ところが、舅姑は、集合写真をいたく気に入ったらしく、
「次は、父親同士だけで。」「今度は、孫とおばあちゃんたちで。」と
妙なフォトセッションが・・・。
あの年代の人たちって、世代を超えて、共通の性質があるのかしら。
それとも彼らがたまたま同じような思考だっただけか・・・。

 父が家庭菜園で育てた野菜も、サラダの中に入っていたりして。
そこから会話が広がったりして。
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 トマトは連作できない、だの、トルコではスイカが安いだの、
農作物や食べ物の話、舅さんが毎日私たちのうちの周りを散策して、
知り合いになったうちの近所の(私も知らない)人たち、
はたまた墓地の話、将来誰が家族のお墓の面倒を見るか、
飛行機の中で大声でお客さんにあれこれ説明していたツアコンの人の話、
等々、尽きない。

 驚いたのは、夫が結構、「通訳」めいたことをしていたこと。
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 2人のおばあちゃんは、あれやこれたと孫息子の世話を焼いていた。
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 大人の話に退屈した息子は、
ひとりはなれて、夫のスマホの中のアプリで簡単な知育ゲームを解いたりしていた。
しばらくして、
「パパ、これなあに?」
「あ、これは、碁じゃない?」
一人で遊べる碁のゲームがアプリの中にあったらしい。
我々の中で唯一碁のルールを知っていた父が、あれこれ説明し始める。
それを真剣に見守る舅姑。
特に姑さんは、この手のゲームが大好きで、トランプとかもやたらと強い。
興味津々。
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 彼女、しばらく父が、日本語で息子に説明しているのを見ていて、
「私、このゲームのルール分かったよ。」というから驚き。

 そうこうするうちに、夜もふけて・・・。
明日は学校だからね、と8時過ぎにおいとま・・・。
いやはや、両親には感謝!

 こうして、舅姑との最初の週末は、楽しく過ぎた。
<今日のプライベート充実度80%>

by makikoai2005 | 2012-05-13 22:21 | 家族 | Comments(0)
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