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春はお別れの季節

 地震だ、津波だ、原発事故だと色々あっても、
人事はそれなりに動いている。
うちの課にいた新人君Oくんも、今日が最後で明日をもって異動。

 上司が、Oくんと週に一回ずつ来ていた大学院生の2人のために
夜一席設けようと企画してくれて、
みんなでぞろぞろ職場の近くの名古屋コーチンのお店へ。
春はお別れの季節_c0191625_1431316.jpg

 突然企画された有志の会だったけれど、12人集まった。

 思えばOくんとは2年間まるまる一緒に仕事をしたなあ。
ちょうど私と背中合わせの席に座っていて、
風采はまったく「いまどき」らしいところがないのだけど、
とてもいい子だった。
やれ髪型がどうだの、ベルトが無意味に長すぎだの、毎日同じ靴をはいてるだの
お兄さんたちにいじられていたが…。

 京都出身のOくんは、
「京都人は裏表があるんです。本音を言ったりしないんです。」と
言っていたけど、Oくん自身は裏表なんてない感じ。
お父さんとお母さんに大事に育てられたんだろうなあ。
考えてみると、I.T.さんといい、Oくんといい、
職場では京都人の男の子に縁があるなあ。

 これぐらい若い子だと、
すでに私の中では、息子と同じカテゴリーにいる子という感じ。
本人にも、「職場での息子」とかって言ったりしていた。

 明日異動になってそのまま長い長い2年間の研修へ。
毎日見ていた顔が見られなくなるのは、結構寂しい。
 
 送別会では、送別される人がそれぞれ短い挨拶をして、
上司や同僚が、なぜか私にOくんへのはなむけのスピーチをしろと
何度か水を向けてくる。
でも、なんとなく、「え~。」とか断ってしまった。
うちの職場は、これっきりってことはあまりない。
人事の巡り会わせで、
何度も昔一緒だった人とまた一緒に仕事をすることになったこともあったし。
なんとなく「お別れ」というのとはちょっと違う気もした。
そもそも、しんみり送別のスピーチとかっていうのもなんとなく苦手。

 それにしても、つくづく職場って、
家族とも友達とも違う不思議な人間関係が築けるところだ。
Oくんにも、体に気をつけて頑張ってほしい。
お別れっていうより、ひとまず今回は、これまで。またそのうちね。
<今日のプライベート充実度70%>

by makikoai2005 | 2011-04-01 01:43 | 仕事 | Comments(0)
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