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おうちでお誕生会へのお呼ばれ

 先日、「突然のメールで悪いのだけど、うちのSが今週末に6歳になるので
うちで誕生日会をすることになりました。土曜日の3時半から5時半です。」
というメールが届いた。
去年、息子が同じクラスだったSちゃんのママだった。
おうちでお誕生会へのお呼ばれ_c0191625_20192264.jpg

 さらに、「ご招待しているのは~」と男の子5人、女の子7人の名前が書いてあった。
どうやらクラスのお友達というわけではなくて、クラスにかかわらず親しいお友達に
声をかけているらしい。
まあ、おうちでパーティーとなると、クラス全員を呼んでというわけには
いかないだろうしなあ。

 その後、あまりにも突然のお誘いだったので、そのうち何人かは
別の子のお誕生会の予定が既に入ってしまっていたらしく、
また急遽メールが来て
「他のお誕生日会と重なってしまったので、日程変更して、日曜日にします。」
とのこと。

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 Sちゃんのパパとママは、お二人ともイギリス人の弁護士さん。
いわゆる「Big 4」と呼ばれる大手の法律事務所の一つに勤めているらしい。
Sちゃんのママは、去年息子のクラスのホームルーム・ママをしていたので
1回クラスのママで彼女のうちに集まったことがあったが

代々木上原の駅からほど近い閑静な住宅街の大きな一軒家だった。
ん~。やっぱり弁護士さんとかってお金が儲かる職業なんだなあ…。

 Sちゃんは3人兄弟の末っ子で、
6歳年上のお姉ちゃんと、2歳年上のお兄ちゃんがいるのだが、
とてつもないいたずらっ子。先生も手を焼いている。
性格が悪い子と言うわけではないのだけど、要はおてんばで元気がよすぎる。
結構ひょうきんで面白い子なのだ。
Sちゃんのママは、
「信じて!うちの上の娘は本当に天使みたいな子で、
小さいときからとってもいい子だったったの。それなのに、Sは、どうして…。」
といつも嘆いている。
毎年Sちゃんのクラスのホームルーム・ママを引き受けているにはわけがあるらしい…。

 Sちゃんは、よく学校の廊下とかで、2つ年上のお兄ちゃんのRと
文字どおり取っ組み合いのけんかをしている。
その後ろから、ママのHさんが
「こら~!Sなにしてるの~!!!
やめて!やめなさ~い!!!」

とか大声で怒鳴っているのがいつものパターン。

 ところがどうしたことか、息子はSちゃんと仲がいい。
今年はクラスが違うのに、学校でも良く遊んでいるらしい。
「Sって、面白いよ。Ben 10ごっことか一緒にやるの。
闘ったりするのも楽しい。」
おいおい…。女の子なんだから、手加減してよ…(あ、必要ないか。)。

 Sちゃんは、肩までの金髪のカーリーヘアーで、
ぱっと見はとてもかわいい子なのだけど、
この年にして、すでに「だみ声」。
しかも、性格はかなり「男の子」。

 今回も、「Sちゃんにお誕生日プレゼント用意しないといけないんじゃない?
どんなものが好きなのかなあ。」とそれとなく息子に聞くと、
「ん~。わかんない。多分エイリアンとか、恐竜とかかな。
プリンセスとか、バービーとか大嫌いだから。」と言う。
大嫌いって…。
「いつも、『おえ~』っとかって言ってるよ。」
ん~、なんとなく想像はできるような…。

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 時間どおりに、電車で代々木上原へ。
代々木上原の駅の近くには「東京ジャーミー(モスク)」がある。
おうちでお誕生会へのお呼ばれ_c0191625_20294356.jpg

 最後に東京ジャーミーに来たのはいつだったっけ…。
多分、A先生のお葬式かな。
息子は、「あれなあに?」という。
「ジャーミー」
「ジャーミー?」
「お寺みたいなもの。」
ふ~ん。
そのあと何を思ったか、突然ジャーミーをバックにポーズをとる。
写真を撮れということらしい。
おうちでお誕生会へのお呼ばれ_c0191625_20321728.jpg

 Sちゃんのうちはジャーミーから目と鼻の先。
すでに数台車が停まっていて、お友達が集まっているところだった。
「じゃあ、5時半に迎えに来るね。」
子どもたちはおうちの中へ。

 それから2時間、代々木上原を散策したり、カフェで本を読んだりしてつぶす。
代々木上原は、昔ながらの商店街や、小さなお店、びっくりするぐらいの豪邸、
新しくできた洒落た造りのマンションが混在していて、不思議な感じの街。
こんなところにすんだら楽しいかもしれないな、と思った。

******************
 時間になって迎えに行くと、子どもたちは風船を飛ばしながら
お部屋の中をかけずり回っていた。
Sちゃんのパパが玄関先まで出てきて、
「K(息子)、とっても楽しかったよ。また来年もSのお誕生会に来てね。」
といって息子にハグをしていた。
 男性的なママとは対照的に、優しそうなメガネをかけたパパだった。
そのあと、「あ、でも、来年はもう帰国してるから、来年のお誕生会は
来てもらえないね。」と思い出したように付け加える。
Sちゃんの御両親のような人たちは、数年間だけ日本に駐在する人たちだから、
今年の夏には帰国してしまうということらしい。
 
********************
 帰り際に、小さな袋を渡された。
開けてみると、ケーキが一切れ(お誕生ケーキの残りらしい)と、
小さいLegoの箱が入っていた。
早速組み立てる息子。
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 お誕生会はとても楽しかったらしく、
はしゃいだのか疲れて早めに寝てしまった。
<今日のプライベート充実度90%>

by makikoai2005 | 2011-01-16 20:18 | Year 1 | Comments(4)
Commented by pino-ombra at 2011-01-17 10:05
拝見していると、息子くんの学校のお友達は、ほんとうに誕生日パーティーが多いんですねえ…。一種の社交場にもなっているんでしょうねえ。

うちなんて、娘こそ、何回か招いたり招かれたりしていますが、息子のほうは皆無(笑)。周囲の話をきいても「うちは男の子だから、誕生日会なんて無いわー」ということが多くて。
開催する親のほうは、結構大変ですよねえ…。
Commented by Yasasin at 2011-01-17 15:25 x
個人的にはSちゃんの将来がとても楽しみなんですけどね(笑
しかし、この年頃の子供って誕生会とか結構大変なんですね、しかも毎月お友達の誕生会に呼ばれることになりません?学校っていう集団の中にいるとねぇ、子供の付き合いよりも大人の付き合いも重視されそうです。
トルコでは割と大人が重視してるような誕生会を目にすることが多く、いつぞや馴染みのカフェに行ったらオープンカフェ部分が貸切になっており風船とかで飾り付けられていたので「あ、誕生会なのねぇ」と思ってみてたら1歳の赤ん坊がふりふりドレス着せられて登場し驚きました。だってさ、記憶に残る?1歳児の誕生会って(笑)ビデオとか写真残せばいいってもんじゃないような。。。笑
Commented by makikoai2005 at 2011-01-18 22:46
pino-ombraさん
みんな、1回は試すみたいです。毎年開催している人があまりいないところをみると、みんな子どもの誕生会の準備でぐったりきて、「次回」を考えなくなるのだと思います(笑)。
Commented by makikoai2005 at 2011-01-18 22:49
Yasasinさん
そうなんです!Sちゃんの将来は、ちょっと楽しみです(笑)。こんなSちゃんでも、ある日突然、「女の子」になったりして…。年の近いお兄ちゃんがいるというのも、おてんばな女の子を生み出す条件なのかもしれません。
 確かに、子どもたちが仲良しと言う子もいますが、お母さん同士が仲が良くて、子どもをだしにしてPlaydateとかしてるなあ、と思うような人もいます(笑)。
 それにそても、1歳の赤ちゃんのお誕生会貸し切りパーティーっていうのはすごいですねえ!(ある意味トルコっぽいかな。)
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