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Prime number(素数)の悪夢

 子どもの教育にやりすぎは本当に禁物だと思った。
昨日、例のBさんの送別Tea Partyの帰りに、
私たち家族は、同じ沿線に住むSさんと一緒に帰ってきた。

 Sさんは、イスタンブルでY工科大学というところを卒業した
コンピューター・エンジニアで、
イギリスに留学していたときに知り合った奥さんと日本で暮らし始めて1年未満
という人。
 厳密にいえば、SさんはB大学の卒業生ではないが、
B大学同窓会東京支部の名誉会員として、我々の会合に来るようになった。

 Sさん夫婦にはまだお子さんはいないけど、Sさんは子守上手のトルコ人の例にもれず、
息子の相手をよくしてくれて、道々息子と手をつないであれこれおしゃべりしている。
理系の人のせいか、息子に簡単な足し算やら掛け算やらの問題を出しながら、
クイズみたいなことをしていた。

 「ん~。結構賢い子だね。」
それは、どうも。
うちの息子はどうやら「理系」かも、と思わせるふしがちょっと前からある。
足し算のクイズとか大好き。

 Sさんが息子と話している間、私たち夫婦は、全然別のことを話していたりした。
「ん~。●●もわかるよ。この子算数は得意かもね。」
とSさんは道々私たちに向かって言っていた。

 しばらく行って、Sさんと息子が話しているのを聞くと、
「いいか、K(息子)、世の中にはprime numberっていうのがある。
これは、世界中のものをすべて説明してくれる、不思議な数字なんだ。」
などと言っているではないか!

 ん?なになに???
「prime number?」
「そう。この世界のすべてのものは、prime numberで説明できるんだよ。
prime numberの公式はまだ解明されていなくて、
それが解明されれば僕たちの生活がすごく変わるんだよ。
1とそれ以外の数字で割れる数字を探すんだ!」
ちょっとちょっと!5歳児に説明するには難しすぎ!!!

 そのあと、二人で、111317…。」
などと数えているではないか!

 ちょっとちょっと、まだ5歳なんだから、そんなの覚えなくていいよ~!

********************
 一昨日の晩は、熱を出したけれど、昨日はどうやらそんなこともなく、
普通にベットに入った息子。

 夫と私は、のんびりと3連休の真ん中の日の夜を、お茶とか飲んでおしゃべりしていた。
「いやあ、ASさんもBさんも去ってしまって、B大学同窓会も寂しくなるねえ…。」
などと話していいた。

 と、寝室から叫び声が。
きゃ~!

 なになに!どうしたの?
息子はベットの上で、泣いていた。
「だから、3と5と7だよお~。わ~ん!!」とわけのわからないことを
いいながら何かに脅えて泣いている。
どうやら寝言。

 そんなことが昨晩は3回ぐらい。
夫が抱きしめて、「どうしたの?どうしたの?」と落ち着かせて、
水を飲ませてベットへ戻すというのを3回。

 ん~、明らかに、「素数」の仕業。
小さい子供には、刺激が強すぎたみたい。
やっぱり、その年その年に相応の知識とかあるのだろうし、
あまり変なことを吹き込まない方がいいなとつくづく反省。

******************
 今日は巷は休日だけど、息子の学校は通常どおり。
朝の電車はすいていて座れる!
いつもこんなだったら、どんなにいいか…。

 学校では、制服の業者がサンプルを持ってきていて、
冬の制服を試すことができるという日だった。

 会場は、地下の会議室のようなところ。
Prime number(素数)の悪夢_c0191625_19385093.jpg

 これまで制服はネットで注文することになっていて、
ネット上の写真とサイズ表を見ながら注文することになっていた。
今回のサンプル・デーは初めての試み。

 なるほど。こんな感じになるのね。
Prime number(素数)の悪夢_c0191625_1940489.jpg

 でも、問題は、子どもたちがクラスで授業を受けている時間なので、
子どもに実際合わせてみてサイズを見ることができない。
しかも、結局、サンプルを手にとって見るだけで、
注文はやっぱりネット上のHPを通して。
ん~。これじゃああんまり意味がないんじゃ…。

 制服はそもそも決められていて、いくつかある選択肢の中から選ぶというような
ものでもないし…。
いまいち企画した側の意図が飲み込めず…。
しかも、冬服に変わるまで2週間足らず。
これから注文しても、ちゃんと間に合うのやら…。
Prime number(素数)の悪夢_c0191625_19431652.jpg

 制服のメーカーの会社の人と思われる中年の男性が4人ばかり
会場に立っていていたが、説明の紙は入口のテーブルに置かれていて
みんな自分で一部ずつとっていくので、そもそもその4人の男性が
その会場で何をしているのかも不明。

 結局、ちょっと会場を回って、帰ってきた。

*****************
 お天気はとてもよい。
こんな日に学校がなかったら息子とどこかに遊びに行けたのになあ…。
<今日のプライベート充実度40%>

by makikoai2005 | 2010-10-11 19:19 | 家族 | Comments(8)
Commented by miam_miam_miam at 2010-10-11 22:24
makikoai2005さん、こんばんは。
素数の話、難しいながらも夢でうなされるくらい刺激的で、
興味深いものだったのかも・・・なんて思いました。
息子さんにはちょっと早いかもしれないけど、
こんな風に素数を魅力的なものとして熱く語ってくれる人が
側にいるっていいですね^v^
Commented by bizim at 2010-10-12 00:58 x
Kちゃん、体調回復して良かったですね。でも、今度は素数に
うなされてしまうとは(^^;。
でも本当に、年齢相応の教育ってあるんですね。
でも、そうやって直ぐに飲み込めたり、更に踏み込めるって言うのは
やっぱり賢いとか柔軟だからだと思うんですよ!
賢くないと、何を聞いても右から左ですから・・・これ経験談です。(あ。自分の幼少期の頃を言ってる?!(笑))
Commented by Yasasin at 2010-10-12 03:24 x
素数にうなされるとは、、、それはもう将来が楽しみなKくんだと感じましたよ。素数で思い出したのが映画「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」ね。http://www.cinematoday.jp/movie/T0003901
素数ってのは本当に浪漫の世界らしいですよ、その業界の人に言わせるとね。でも子供には理解できないというか、興味が沸いてしまうと普通の世界に興味がなくなってしまうようで怖いですね。ちなみにこの歳になっても未だに素数とは何か理解不能です(凡)
Commented by おっさん at 2010-10-12 23:38 x
5歳にして素数を理解するとは脱帽、すごすぎです。
将来が楽しみですね。
Commented by makikoai2005 at 2010-10-13 00:51
miam_miam_miamさん
こんばんは。
確かに、息子にはまだまだ早すぎるテーマでしたが、そういうことを魅力的に熱く語れる人が近くにいるということは素敵なことではありますね。そんな風に考えてもみませんでしたが、確かにそうだと思います(笑)。
Commented by makikoai2005 at 2010-10-13 00:53
bizimさん
おかげさまで、発熱の方は大したことがなかったようで、よかったです。
素数うんぬんの件は、ちょっとやりすぎだったみたいです。本人ちゃんと飲み込めなくて、「消化不良」で、夢に出てきてしまったのかなあと思いました。
子どもの頭はスポンジみたいだそうなので、意味が理解できてもできなくても、とりあえず吸いこんでしまうのかもしれません(笑)。
私自身は、子どものころから今まで算数にはさっぱり興味が持てなかったので、息子はその点は夫に似たのかなあと思ったりしています。
Commented by makikoai2005 at 2010-10-13 01:02
Yasasinさん
おお!そんな映画がありましたねえ!今思い出しました!私も観ましたよ、確か。
アンソニー・ホプキンスとグウィネス・パルトロウの親子役が本当に天才の親子ってこんな風なのかも、と思わせるほどうまくて、印象的な映画でしたね~。
私もその日、Sさんが語る素数の神秘の話、「なるほど、なかなか面白い話なんだなあ。」と思いましたが、途中からよく意味が分からなかったです。(笑)
でも、Sさんも、図らずも、Yasasinさんがご指摘になっているように、「あんまりこういうこと考えない方がいいよ。そうでないと、それ以外のことがつまらなく感じるようになってしまうらしいから。」と言っていました。
Commented by makikoai2005 at 2010-10-13 01:05
おっさんさま
いえいえ、息子は素数を理解しているとは思えません(そこまで賢くないと思います。笑)。変な数字を教えられて、相当混乱したんだと思います(笑)。
やっぱり子どものときはあまり妙なことを考えずに、のほほ~んと過ごさせた方が、本当の意味で「教育的」だと思いました。
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